ここ志摩浜島は伊勢志摩国立公園の最南端に位置し優美な真珠の海英虞湾と雄大な太平洋熊野灘に抱かれた小さな海辺の町です。
昭和の初めよりこの町一番のビューポイントに佇む鯨望荘は、お部屋をはじめ、お風呂、ロビーなどから、遙か彼方まで見渡せる海の景色をお楽しみいただくことが出来ます。
夕刻には海をオレンジ色に染め紀伊の山々に沈む美しい夕陽(日本の夕陽の宿百選)、夜には空一面に宝石を鏤めたような満天の星空、そして季節毎に感じる海風と、心を癒す波の音。
また春夏には海女のあわび漁、秋冬には伊勢えび刺し網漁やなまこ漁など風情豊かな海の景色をご覧いただくことが出来旅情がいっそう深まります。

『万葉集』には、大伴家持（おおとものやかもち）が詠んだ歌で「御食つ国　志摩の海女ならし真熊野（まくまの）の小舟に乗りて　沖へ漕ぐ見ゆ」という歌があります。
ここ志摩は、古代には「御食つ国」（神宮にあわびなど豊かな海の幸を奉納）する国として知られ豊かな 海と海女がそれを支えてきました。
遠洋漁業の基地として、また海女のふるさととしても知られる小さな漁師町志摩浜島。
地物から遠洋物までさまざまな旬の魚介が一堂に会す、まさに海の恵みの宝庫です。
そのさまざまな素材を確かな目で吟味し素材の持ち味を最大限に引き出すのは地元で生まれ育った料理長中嶋。
最高の漁場が育む「伊勢えび」 、海女のとる「あわび」 、天然トラフグ「あのりふぐ」など最高級の極上海鮮を時には大胆かつシンプルに時には繊細に、素材の持つ旨みを引き出すお料理の数々をお楽しみ下さい。

全てのお風呂から海の絶景と自然の息吹を感じながらご入浴をお楽しみ頂けます。
特に展望露天風呂「つばすの湯」からの眺めはまさに絶景。月・星・太陽のきらめき、心地よい潮騒、爽やかな季節の風とアルカリ性単純温泉のなめらかなお湯、大自然のヒーリングパワーをどうぞ感じて下さい。
また、平成１９年３月にオープンして以来大人気の展望貸切風呂「波花」と「潮香」。
どちらのお風呂ともに木風呂の温かみと海の絶景を大切な方と貸切でお楽しみ頂けます。

「くじらたちがたわむれた...豊かな海のお話」

鯨望荘の目の前に広がる大海原では、かつてくじらの大群が悠々と泳いでいました。 世界中の大海を、高く潮を吹き上げながら北へ南へと渡るくじらたち。 そんな雄姿に感動し、また約８０年もの歳月を生きるくじらにあやかり、訪れるお客様の長生きと健康の願いを込めて館主が、旅の宿「鯨望荘」と名付けました。 館内至る所でくじらをお楽しみ頂けます。

「くじらと混浴？」

大浴場には、彫刻家石田栄一氏（二科会）の手による、１０㌧もの原石（アフリカ産ジャズバーグ石）を使い、構想・制作に３６０日を費やした重さ４トンの堂々としたくじらが鎮座します。

鯨望荘オリジナルくじらのアートグッズ

Ｔシャツ・エコバック・カジュアルバック・ポストカードなどオリジナルくじらのアードグッズを売店で販売いたしております。他、かわいいくじら王子のキャラクター浴衣やルームキーなどくじらをモチーフにした備品達をお楽しみ頂けます。

お客様に日頃の疲れを癒しゆったりとおくつろぎいただくためにお好みや体調に合わせてお選びいただけるヒーリング施設をご用意させていただいております。 自然な「１／Fゆらぎ」が含まれている波の音とマイナスイオンいっぱいの海風とご一緒に最高の癒しをお楽しみい下さい。

ご予約をお部屋、お料理、旅の目的よりお選びいただけます。
また、季節ごとに豊富な宿泊プランのご用意をさせていただいております。
さらに、お子様連れに好評のお部屋食や浜島焼を実演するダイニング艪庵などお食事会場もお選びいただけます。
旅のプランづくりをお手伝いが出来ますようスタッフ一同最善の努力をさせていただきます。
ご予算・お料理・お部屋などのご要望などございましたらお気軽にお電話・メールにてお申しつけ下さいませ。